2010/07/19

iPad用スタイラス作ってみた。


iPad発売当初から探し求めてる専用スタイラスペン。市販のものを何種類か使ってみたけれどどれも今ひとつ。Pogo社の「Pogo Sketch」が良いと評判だけど、どこも品切れで手に入りそうもない。そんなある日Twitterで導電スポンジ(ICフォーム)を使った自作スタイラスが話題になっていて、とても良さそうだったので早速作ってみることにした。
参考にしたのはこのビデオ→「iPadで使えるペンを作ったよ」
ビデオのように軽いタッチで本当に使えるのか?期待と不安が入り交じる。。

とりあえず材料を買いにでかけると…
造りは簡単だけど材料選定が必要なことがわかった。ただ選定基準が無いのでとりあえず買って試してみることに。

導電スポンジ
・秋月電子通商で箱売りのノーブランド。1枚100円
・西川電子部品で買ったホーザン(株)のESDフォームF-9。2枚725円

鉛筆ホルダー
・プラスチック製(既に持ってたもの)
・スチールクロームメッキ製
・アルミアルマイト製

結果は…
導電スポンジ
1枚100円のは触った感じも普通のスポンジっぽくピクリとも反応しなかった。缶コーヒーでも買った方がナンボかましorz
もう一方、少しボソボソした触感のESDフォーム。こちらは素晴らしい書き味を齎してくれました♪軽いタッチでも敏感に反応してくれます。因みにESDとはElectro-static Dischargeの略=静電気放電とのこと。

鉛筆ホルダー
予想はしていたけど、やはりプラスチック製は導電スポンジの種類を問わず使えなかった。
スチールとアルミはどちらもOK。電気伝導率はアルミの方が高いのでこちらの方が理にかなってる?使い比べても特に差は感じなかった。

次に
ペン先の作り方。参考にしたビデオでは導電スポンジを半分に折り根元をねじって使っています。この方法で問題無いのですがペン先の形状が四角くっぽくなってしまいます。四角いペン先ってあまりお目にかかりませんよね?そこで少し改良してみました。導電スポンジを約20mm×40mmにカットし海苔巻き状にクルクルっと巻いてしまうだけです。(下のイラスト参)こうするとペン先が適度に広がり球状っぽくなりペンの向きを気にする必要がなくなります。また巻きの長さと数を変えることでペン先の硬さを調整出来たりもします。好みで調整しましょう。

というわけで…
正当な静電気対策用途の導電スポンジ+金属軸の鉛筆ホルダー。この組合せで市販品とは比較にならない快適なスタイラスを作れました。もともと指先の動作ストロークが大きくなりやすいiPadの操作。これを補完する意味でもスタイラスがあるとイイですよ~。お絵描きして楽しむなら必須です^^

今回準備したもの。



完成したもの。左から零号機、初号機、弐号機、量産機。どれも快適に動作します。



Penultimateでテスト。Penultimateは拡大表示で描けないから多少の参考になるのでは…



余談ですが、以前買ったスタイラスをバラした細めの金属軸も試したのですがイマイチでした。快適な動作を得るにはスポンジの接地面積がある程度大きい必要があるようです。

【7/20追記】
YouTubeでものすごいものを発見してしまった…。
ここまで書いた全てを無に返す、強烈なインパクト!
「iPad/iPhone 極細スタイラスペンでお絵描きMovie 2」
機会を見て是非(^_^;

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